最新情報&お知らせ

第207回近現代史教育研究会例会

本研究会の例会はどなたでも参加自由ですので、はじめての方も遠慮なくおいでください。
連絡先:150-0012 東京都渋谷区広尾3−7−16 東京女学館中学高校社会科 許 暁静(もと あきしず) メール:a.moto@tjk.jp(@を半角にしてお送りください) 電話:03-3400-0867

  • 日時:2017年10月21日(土)15:00~18:00
  • 場所:東京女学館中学高等学校会議室
    *東京都渋谷区広尾3-7-16
  • 参加費:500円(資料代・郵送費など)
  • 報告者:風巻浩(聖心女子大、神奈川県立麻生高校)
  • 「アクティブ・ラーニング再考」
    定年となった昨年、明石書店から『社会科アクティブ・ラーニングへの挑戦』を上梓しました。学習指導要領改訂のなかで注目されてきた新しい学びを表す文言が「アクティブ・ラーニング」です。中央審議会では、これを「主体的・対話的で深い学び」と説明していました。今年3月に公示された学習指導要領では「アクティブ・ラーニング」という文言は姿を消しましたが、依然として「主体的・対話的で深い学び」という説明をしています。私の本に「社会参画をめざす参加型学習」と副題をつけましたが、現在の日本の教育現場には、これが本当に必要なことだと思っています。敗戦と植民地喪失直後の1940年代後半、たとえば無着成恭が実践した「社会参画をめざす参加型学習」が、その後消えてしまったことが、21世紀日本の社会疲弊につながってしまったように思えてなりません。高校現場や大学の教員養成課程で、私がどのような授業をおこなっているかをお伝えし、もう一度「アクティブ・ラーニング」について、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。
  • 風巻浩『社会科アクティブ・ラーニングへの挑戦—社会参加をめざす参加型学習』(明石書店、2016)/風巻浩「国際理解教育におけるラーニング・フォー・アクションとしてのアクティブ・ラーニングー「せつなさ」の重要性—」日本国際理解教育学会編『国際理解教育Vol.23』(明石書店、2017)
第208回近現代史教育研究会例会
  • 日時:2017年11月4日(土)15:00~18:00
  • 場所:青山学院高等部西校舎2階大会議室
  • 参加費:500円(資料代・郵送費など)
  • 報告者:片岡鉄平・吉田茂(新渡戸文化高等学校)
  • 統一テーマ『社会科を全体的に捉える-中学社会科と高校歴史の実践から-』/第一部テーマ「中学社会科の総合的な授業の実践-オリジナルテキストによる実践-」(片岡鉄平)/第二部テーマ「新渡戸文化高校の<歴史総合>の取り組み」(吉田茂)
    本校の社会科では、中学の社会と高校の歴史で、歴史教育を中心とした、上記のテーマによる授業に取り組んでいます。目的は、「社会科のなぜ?」を誘導することと、ミクロではなく、マクロの視点で社会科を考えてもらうためです。そこで、今回は中学と高校の実践を二部構成で報告させて頂きます。まず中学では、中学1年生から3年生(本校では小中7年生~9年生)の社会科で、通常、1年生(地理)・2年生(歴史)・3年生(公民)という枠組みで授業を行うところ、3年生の公民を歴史に取り込み、現代史から時代を遡って歴史を学んでいくという試みを実施しています(地理の授業は2年生までに関連するところで順次展開しています)。現在、(詳細は分からないのですが)神奈川県の高校では「逆さま歴史教育」というものが一部の学校で行われているようですが、2013(平成26)年に始めた当時、参考となる実践例も見当たらず、現在に至るまで試行錯誤を繰り返しながら、授業に取り組んでおります。また高校では、総合的な歴史教育が求められ、2022年度までに「歴史総合」の設置・必修化という流れの中で、社会のニーズに合わせ、中学校の授業で培った知識・学習能力を背景にして、世界史と日本史を総合的に学習するための授業である「歴史総合」の実践に取り組んでいます。2016年度から、高校1年生を対象に、日本史A・世界史Aの週2時間ずつ、計4時間分を使って実施しており、今年で2年目を迎えます。今回の実践報告では、失敗例や修正した点なども含めて報告させて頂きますので、是非、多くの方のご意見を伺いたいと思います。よろしくお願いします。(片岡、吉田)